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【超簡単】APIの概要を知ろう!

2023/11/03に公開

2023/12/16

API
【超簡単】APIの概要を知ろう!

はじめに

本記事ではIT業界に携わる上では理解が必須となる「API」に関して説明します。

初心者の方でも理解できるよう、簡単な言葉で執筆しております。どんなプロジェクトでも耳にするAPIを一緒に理解していきましょう!

APIとは何か?

APIという言葉は、「Application Programming Interface」の略です。なんだか難しい言葉ですね。でも、単語に分けてみると、わかりやすくなります。

  • アプリケーション(Application): 特定の目的や機能をもって作られたプログラムのことです。例えばスマホアプリなどですね。
  • プログラミング(Programming): これはコンピューターに命令を伝えるためのコードを書く作業のことです。プログラミングでスマホアプリなどは作られています。
  • インターフェース(Interface): ちょっと難しいですが、異なるモノ同士が接続する際に窓口となるものです。APIの場合、アプリケーション同士やプログラミング言語とアプリケーションの間で情報や機能をやりとりする手段を提供しています。

つまりAPIとは、「アプリケーション同士の接続を助ける窓口」みたいなものです。以下の図で確認してみましょう。

今、あなたはスマホアプリを作ろうとしています。そのためプログラミングを使って、プログラムを書いています。そのスマホアプリの中で、Youtuberであるヒカキンさんの総視聴回数のデータを取得する必要が出てきました。その時に登場するのが「Youtube API」です。

ここであなたはYoutube APIに対して以下の要望をするだけで、ヒカキンさんの総視聴回数である11779542884(2023年11月25日時点)という値を取得することができます。

  • ヒカキン(誰のYoutubeアカウントか)
  • 総視聴回数(どんなデータが欲しいか)
API解説
API解説

これはYoutube APIの裏側で、Youtubeを実装しているプログラムと連携し総視聴回数を取得する、といったプログラムが組まれています。これによって私達は簡単に必要なデータを取得することができます。これ以外にも、チャンネル登録者数を返すAPI、検索結果を返すAPIなど様々あります。

もしAPIが無いと、あるデータが欲しい時に自分で実装しなくてはなりません。非常に大変ですよね?これが後述するAPIのメリットです。またAPIを作る側にとっても、サービスを使いやすくなって認知されるメリットなどあります。

このようにAPIは、アプリケーション同士が情報や機能を非常に簡単に共有できる優れものなのです。

APIのメリット

前述しましたが、APIは以下のような様々なメリットがあります。

  • 再利用性: APIを使うと、他のプロジェクトやアプリでも同じ機能を使いまわせます。
  • 効率性と生産性の向上: すでにできた機能やサービスを再利用できるので、新規サービスを構築することが迅速になり、また効率的になります。
  • システムの統合: 先程の例のように異なるプログラム同士が情報を共有できるようにしてくれます。APIを使えば各システムの環境の差は問題になりません。
  • プログラム言語の独立性: システムの統合と似ていますが、異なるプログラム言語で書かれたもの同士でも接続することができます。
  • ビジネスの広がり: これはAPIを作成している側にも言える大きなメリットです。他の開発者やサービスとAPIを連携することで、新しいビジネスのチャンスを見つけることができます。想像しやすいところで言うと、Googleアカウントの連携です。あるサービスで会員登録しようとすると、Googleアカウントで登録できることがあります。これもAPIによって実装されています。Googleからすると、APIとして簡単に実装できるように公開しているため利用者を増加させることができています。

APIのデメリット

非常に便利に見えるAPIですが、大きなデメリットがあります。それはAPIとして提供された方法でしか情報を取得できないことです。自分で自由にカスタマイズできないので、API提供元が提示している方法の中でカスタマイズする必要があります。もしそれ以上のやり方を求めるのであれば、必要に応じて自身でプログラムを記述する必要があります。

APIの例

Google Maps API

Google Maps API とは、 Google マップに搭載されている多彩な機能を、他のアプリやウェブサイトでも使えるようにするサービスです。

本サイトの以下の記事でも取り上げております。

tearn|アプリ開発初学者向けの情報発信メディア

以下のリンクから利用できます。

https://developers.google.com/maps?hl=ja

YouTube Data API

YouTube が提供している API で、動画やチャンネルなど情報を取得して、自分の Web サイトやアプリケーションで使えます。

以下のリンクから利用できます。

API Reference  |  YouTube Data API  |  Google for Developers

TwitterAPI

ツイートをしたり、いいねやリツイートをすると行った機能を他のアプリでも使用できるようにすることができます。

以下のリンクから利用できます。

ドキュメントホーム | Docs | Twitter Developer Platform

結論

APIは現代のアプリケーション開発にとっては非常に大切なものです。様々なアプリやサービスが相互に作用したり、数多くの機能を提供するのに役立っています。開発者がAPIをうまく有効活用できると、効率的にアプリを作ることができます!

皆さんも別のサービスのデータを使ってみたいなと考えた時、まずは「サービス名 API」などと検索してみてください。きっと多くの場合ヒットすると思います!APIを上手く使って、効率的に開発していきましょう。

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