コラム

【AWS合格体験記】AWS SAPに私はこうやって合格した

2023/11/14に公開

2023/12/16

AWS
【AWS合格体験記】AWS SAPに私はこうやって合格した

はじめに

私は2023年3月にAWS Certified Solutions Architect - Professional (以後SAP)のSAP-C02に合格しました。

よく記事にある短い期間で合格した!というわけではなく、2度受験に落ちてやっとギリギリ合格しました。

そんな私だからことお伝えできる、以下の点を共有したいと思います。

  • 失敗したと感じたこと
  • 有効であった学習方法
  • 受験当日の過ごし方

是非皆さんの受験の参考になれば幸いです。

私の受験前のスキル

私は新卒1年目の2022年11月に初めて受験し、不合格になっています。

それまではAWSを特に実務でメインでやっていたわけではありません。

実務先行ではなく知識先行という形で、将来的にAWSを使う前提で学習を進めていました。

知識レベルとしては、2022年の8月にAWS Certified Solutions Architect - Associate(以後SAA)に合格しています。

ただご想像の通り、インフラ的な知識は皆無でした。それもあって大変苦戦することとなりました。

失敗したと感じたこと

ここからは私が合格を掴むまでに失敗であったと感じたことを書いていきます。

SAP受験が自分の身の丈にあっていないと認識できていなかったこと

SAPはProfessionalと付く資格であり、難易度が高いです。

その中で私はAWSはおろか、インフラに関する基礎知識も全くない中で、とりあえず資格だ!と思って受けていました。

これが失敗であったと思います。

AWSそれぞれのサービスの中身について理解していない、表面的な知識ばかり身に付けることになりました。

またハンズオンもしていないので、手を動かすこともできません。

結果として、SAP合格の後からITアーキテクトとしてプロジェクトに入るのですが、AWSリソース構築をすることになった際、全く何もわからず四苦八苦しました。

まずはSAP受験よりもインフラについて学習することやハンズオンを先に行っていれば、理解が早く進んだと思いますし、何より実務にも活かせたと思います。

資格合格に囚われすぎていたと思います。

難易度の高いUdemyの教材をメインで使っていたこと

私は学習を始めて初期の頃、以下の教材をメインで利用していました。2023年11月現在では販売終了されているようです。

結論から言うと、素人の自分にとってはこの教材は非常に難しかったです。また実際の試験で出てくる問題とは毛色の異なる問題が多かったと思います。

合格だけを狙うのであれば、こちらは不要であると感じました。ただ一方で中身の濃い教材であったので、AWSを理解する上では大変勉強になる教材でした。

有効であった学習方法

ここからは私がSAPに合格するにあたり、有効であったと考える学習方法をお伝えしていきます。

AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~の利用

体験記でも良く紹介されている参考書ですね。例にもれず私も他の方の記事を参考に購入しました。

これはSAA合格者にはちょうど良い難易度で、SAP受験の駆け出しに良いと思います。

SAPは受験範囲の内容が広範ですが、それらが網羅的に分かり易く記載されています。

私はこの参考書を3周し、付録されている問題は9割ほど回答できるまでに仕上げました。

この参考書で出題されている問題は、実際の試験よりも易しいのでほとんど完璧にしないと合格は難しいと思います。

SAPを受験する上で基礎を固めるのに非常に有効でした。

AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~ | 平山毅, 堀内康弘, 福垣内孝造, 岡智也, 新村俊介, 岡崎靖浩, 池田大, 澤田拓也, 津山晃一, 鳥谷部昭寛, 早川愛 | 工学 | Kindleストア | Amazon

TechStock問題集

次はTechStockの問題集です。こちらもよく紹介されていますね。

結論から言うと、これが「最強」です。TechStockに勝るものはありません。

有料問題集ではありますが、確実にこちらを購入し学習を進めた方が時間的コストが掛かりません。

※特にTechStockと関係があるわけではないです笑

私は先ほどの参考書を完璧にしてから、こちらに着手しました。

問題の量も勿論ですが、解説の充実度が高く、また実際の試験に出てくる問題と似ているものが多くありました。

特に#30以降の問題から、実際の試験で3-5問程酷似している問題が出てきたことを覚えています。

傾向としては#1-#29は基礎的な問題が多く、#30以降は実践的な(試験に似た)問題が多かった印象です。

またチェックマークを付けることができたり、スマホで電車の中で問題を解けたりと、利便性も抜群です。

私はこの問題集を2周しました。

その中で分からないところがあった際には、先ほどの参考書と照らし合わせて知識を定着していきました。

2周した後は最後に間違えた問題のみを抽出し、それをもう一度解いてから試験に臨みました。回答率が分かるのですが、最終的には80%程度でした。

時間が無い方は#30以降に絞って学習することをオススメします。

CloudLicense | AWS WEB問題集で学習しよう (cloud-license.com)

受験当日の過ごし方

当日はテストセンターで受験しました。

私はこれまでいくつかテストセンターに行ったことがあったので、ちゃんとした椅子がある場所に伺いました。

試験時間は180分なので、集中を保つ上でも椅子は大事です。

頭がスッキリしている状態の午前に受験するのが良いと思い、私は10:00から受験予約をしました。

受験中の時間配分としては、分からない問題は飛ばしながら100分で問題を1周し、残り80分で飛ばした問題に挑むことと見直しを行いました。

1周した段階で、リフレッシュも兼ねてトイレに行きました。この時に体を動かしたことで集中力が持続しました。良い切り替えになりました。

結果は当日の19:00頃に来ました。結果は755点とギリギリでしたが、何はともあれ合格できて良かったです。

おわりに

AWS SAP試験は非常に難しい試験であると思います。

一方で今まさにAWSを使った開発を実務で行う中で、この時に培った知識が非常に役に立っています。

合格に向けた勉強は皆さんのキャリアの糧になると思いますので、是非合格を目指して頑張ってください!

その一助として、この体験記が皆さんの参考になれば非常に嬉しく思います。

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